外反母趾の原因と予防

外反母趾の原因と予防

外反母趾

【外反母趾になりやすい人とは?】

外反母趾を予防するためには、まず、どのような人が外反母趾になりやすいかを知る必要があります。

 

一言でいうと、遺伝的に外反母趾になりやすい女性がハイヒールを履くと外反母趾になると言われているようです。

 

人間の体は、基本的に踵を上げて歩くように作られてはいませんから、普通に立っているときは、踵に5割以上の力が加わり、足の親指には3〜4割程度、小指のほうに1〜2割程度加わるような構造になっています。

 

【ハイヒールは足に悪い】

ハイヒールはそれを逆転させていますから、足の先に負担がかかるということは、足に良いわけがありません。

 

外反母趾は、女性に圧倒的に多く、女性10人に対して男性1人という割合となり、ハイヒールをはじめとする、先の細い靴が外反母趾の原因となっています。

 

しかし、生涯靴を履かない地域の人達でも、女性の外反母趾は男性の3倍以上に達するそうですから、女性であるだけで外反母趾になりやすいということが言えるのではないでしょうか。

 

【女性であるだけで外反母趾になる?】

納得のいかない人もいると思いますが、女性が外反母趾になりやすい理由に、関節の柔軟性、柔らかさが挙げられ、関節が柔らかいと、靴に押されたときに抵抗できないからと考えられています。

 

外反母趾ばかりでなく、中年以後の女性には指先が扇状に開き横アーチがつぶれてしまう開帳足も多いので、筋力が弱いことも関係すると思われます。

 

このような理由から、外反母趾を予防するためには、女性でないことが一番の予防策となりますが、外反母趾になりやすいからといって、女性をやめるわけにはいきませんよね?

 

【外反母趾の原因】

外反母趾の原因は、ハイヒールや先の細い靴を履くからですが、ではなぜハイヒールや先の細い靴を履くと外反母趾になるのでしょうか。

 

それは靴の中で指が内側から外側に向かって押されるからなんです。もちろん、一度押されただけですぐに外反母趾になるわけではありません。

 

足の指には母趾内転筋という、指を外側に曲げる筋肉がありますから、何万回曲げてもそう簡単には外反母趾にはなりません。

 

しかし、ハイヒールは先の細いデザインが多いため、靴の先端が細いための障害と、ヒールが高いための障害が同時に起こります。

 

先の細い靴を履いて起こる力は、靴と足が変形していつかは釣り合いますが、ハイヒールの変形させる力は、体重がかかる限り続くことになります。

 

親指のつけねの関節が背屈していると、両側の靱帯がゆるんで左右にも動きやすくなり不安定になります、ということは開帳足になりやすくなりますから、外反母趾を起こす原因にもなると考えられています。

 

【ハイヒールの選び方と履き方】

どうしてもハイヒールを履きたい人は、外反母趾の危険性を少しでも減らすために、靴の選び方と履き方の2点に注意しましょう。

 

まず1点目はハイヒールの選び方です。これは足がなるべく前方に滑らないことと、立った時にも靴の中で指先にゆとりがあって指が動くこと。

 

ハイヒールでも立ったときに、指が靴の中で自由に動くのであれば、外反母趾の危険性はほとんどないと言ってもいいでしょう。

 

2点目はハイヒールや先の細い靴の履き方です。どうしてもファッション性の高いハイヒールや先の細い靴を履くのであれば、場所や機会に応じて靴を履き替えて、少しでもハイヒールなどの靴を履く時間を短くすることが大切です。

 

通勤時にはスニーカーを、勤務時間内では指が自由に動く靴を、そして勤務外のアフターファイブでは、ハイヒールを上手にかっこよく履きこなしてもらいたいですね。

 

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