外反母趾の病院と薬

【外反母趾の薬物療法】

外反母趾の薬物療法には様々ありますが、薬によって外反母趾が完全に治るわけではありません。外反母趾に対しての薬物療法は対症療法といって、痛みを抑えるだけの治療法になり、外用薬が原則となります。

 

外反母趾は、親指のつけ根と靴の摩擦、圧迫という局所の原因で炎症が起こるわけであるから、慢性関節リウマチのように、薬を全身に効かせる必要はありません。

 

外反母趾薬物療法の外用薬には、塗り薬と湿布があって、塗り薬は有効成分を溶かし込んでいる基剤によって、軟膏とクリームに大別されます。

 

この場合、軟膏の方が皮膚に対する刺激性が少なく、クリームの方が皮膚への浸透性に優れべとつかないのが特徴です。

 

湿布剤にも、冷湿布と温湿布の2種類があって、いずれも主成分は鎮痛消炎剤で、実際に温めたり冷やしたりしているわけでなく、湿布を使うのであれば、冷湿布も温湿布も効果は同じですから、気持ちが良いのであれば好きな方を使ってもかまいません。

 

塗り薬は、靴を履いたりしても邪魔にはななりませんが、理想的には、1日5回ぐらいは塗らないと効果は持続しないと言われています。

 

その点湿布剤は、貼っておけば1日ぐらい効果が持続しますが、靴を履いて歩くには今一つ歩きづらいと言えますから、靴を履いて歩く昼間は塗り薬、寝ている間は湿布が良いのではないでしょうか。

 

お医者さんが言うには、飲み薬は原則使わないつもりでいるようですが、炎症が強く痛みが外用薬だけでは治まらない場合には、期限付きで使用することもあるそうです。

 

外反母趾が問題になり始めたのは、最近だということをご存知でしょうか。戦前のほとんどの日本女性は、鼻緒のある下駄や草履を履いていたため、ハイヒールという靴自体知らないはずですから、外反母趾という言葉自体なかったのではないでしょうか。

 

【外反母趾の病院】

ところで、外反母趾が気になりだしたら、貴女は病院の何という診療科を受診するつもりでしょうか。実は、外反母趾を治療するのは整形外科なんですね。

 

ところが外反母趾を整形外科で治療することを知らない女性が多いのも事実です。頭の隅っこに整形外科と言う言葉入れておいてください。

 

病院では、本当に外反母趾なのかどうか、外反母趾だった場合、保存療法としての足の手入れ、靴選び、運動や日常生活の指導、装具や足底板、靴の改良、治療靴の作製、そして手術が必要であれば時期や方法の決定、術後療法を行って、保存療法に戻るといった説明をするでしょう。

 

最初から外反母趾の軽症から重症までを治療することの出来る専門医にかかるのが理想ですが、手術まで出来る医師は少ないため、なかなか受診できないのが現状だそうです。

 

仮に、受診できたとしても、現在の健康保険制度では、専門医の足の手入れや靴選び、運動から日常生活まで、時間をかけて指導してくれる可能性は低いと思われます。

 

残念なことに、外反母趾の初期治療に大切な靴の指導ができる整形外科医は多くないと言っても過言ではないでしょう。

 

運動の指導や装具の作製に関しても同様と言えます。現在の健康保険制度のもとでは、靴や運動を熱心に指導する医師が増えるとも思えませんから、貴女方女性は、自ら外反母趾にならないようにするしか方法はないかもしれませんね。

 

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