外反母趾の親指の鍛え方と足指の運動

外反母趾の親指の鍛え方と足指の運動

外反母趾

【外反母趾の親指の鍛え方】

外反母趾によって外側に曲がった親指を、元に戻せる足の筋肉は1つしかありません。

 

名前が難しいのですが、親指を内側に曲げることを外転、外側に曲がった位置を外反と言います。従って、親指を元に戻すのは母趾外転筋であり、親指を外反位にさせるのは、母趾内転筋と言うのだそうです。

 

親指を外転させることは意外と難しく、目で見ながらやってもなかなかできません。外転筋を緊張させても、実際に手の親指のように開く人は滅多にいないのです。

 

ですから、手の指で足の親指のつけ根の関節の真ん中あたりを触ってみると、足の親指を開こうとする外転筋の筋肉が収縮するのを感じることができます。

 

親指だけでなく、全部の指を広げようとすると、母趾外転筋の筋肉も収縮するのを感じることができますから、何度もやって慣れることが必要でする。筋肉が収縮するのを感じましたら、5秒か10秒力を入れ続けましょう。

 

もう1つの方法は、座って足の裏を床につけ、ホーマン体操と同じように踵と踵、親指のつけ根とつけ根が合うように両足をくっつます。

 

外反母趾では親指のつけ根を合わせても親指は離れますから、この離れた親指同士をくっつける努力をしましょう。

 

最初どうしてもできなければ、少し足を床から浮かせて親指を少しだけ屈曲しながら行うといいと思います。

 

手でやる体操もホーマン体操も自分で行うものですが、他動運動ですから筋力強化には残念ながらなりません。

 

靴を履いて歩くことにより、弱ってしまった筋肉を鍛えなおすには、自分で筋肉を動かして強化するしか方法はないのです。是非頑張って少しでも外反母趾の治療に役立ててくださいね。

 

【外反母趾の足指の運動】

 

外反母趾の原因の1つには、足の中の筋肉が弱くなり、縦横のアーチが破綻することが挙げられていて、アーチの破綻そのものが、偏平足や開帳足として疼痛の原因にもなるのだそうです。

 

外反母趾を矯正するためには、単に親指を外転させ、内反位に矯正するための母趾外転筋だけを強化するのではなく、靴を履いて平坦な硬い床の上で生活するために、退化してきたといわれる足の中の小さな筋肉を強化する必要があります。

 

では、外反母趾の矯正を行うために、足指の屈伸運動と開閉運動を行うことから始めましょう。

 

足の指で床に敷いたタオルを手繰り寄せたり、滑りやすい床の上を指でまねいて前進するのがよい運動だといわれていますが、慣れるまでは椅子に座って、上手くいかないからといって焦ることなく、じっくりゆっくりやってみましょう。

 

最初はうまく出来ませんが、慣れたら意外と簡単に感じるかもしれません。上手くなってきたら、今度は立って体重をかけてやってみます。

 

また、足の指で挟めるくらいのパチンコ玉があったら、足の指で挟んで持ち上げ移動させてみましょう。

 

箱を準備してその中にパチンコ玉を入れることによって、効果的な開閉運動になるのではないでしょうか。

 

もちろんスリッパのかわりに草履を履いたり、下駄や草履で散歩してみるのも良いと思いますし、運動療法と装具療法が一度にできることになりますから、一石二鳥とはこのことですね。

 

最初は何でも上手くいかないものです。しかしあきらめることなく、外反母趾の矯正に役立ててみてください。必ず外反母趾でお悩みの方のためになるはずです。

 

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