外反母趾の治療と靴

外反母趾の治療と靴

外反母趾

【外反母趾の治療の時期】

外反母趾の治療と治療法を決定するには、年齢がとても重要になってきます。ここでは幼児期、若年期、成人期に分けて紹介します。

 

幼児期

外反母趾が10歳以下の場合は非常に珍しく、靴などによる外反母趾はほとんどないと言えますから、確実な診断が必要となります。

 

10歳以下の子供で親指が曲がっているとすれば、何か別の病気による外反母趾と疑ってもいいでしょう。

 

一番多いのが先天性の奇形で、他の骨格奇形を伴っていることが多く生まれた時から多かれ少なかれ奇形があることが特徴です。
専門的な診断と治療が必要ですから、すぐにでも整形外科医を受診するように。

 

若年期

若年期の外反母趾は、ハイヒールや先の細い靴などを履いていないにもかかわらず、外反母趾が起きるのが特徴であって、年齢が低いためか、初めから開帳足、偏平足の傾向が強く、外反母趾に対する抵抗もありません。

 

そのため逆に成人にはあまり効果のない、運動療法や装具療法が効果的だと思われます。成長が完了する前は、成長障害の恐れがあるから、手術には慎重にならざるを得ません。

 

ハイヒールを履く以前から外反母趾が起きているわけですから、外反母趾が進みやすく、治りにくい場合があります。

 

成人期

成人期の外反母趾の治療は、どうしたら進行を食い止めるかが重要になります。

 

外反母趾と診断されると、ハイヒールなどを履かなくても外反母趾は進行するわけですから、外反母趾角だけでなく、足の親指の付け根の関節の拘縮の有無と、種子骨の位置がポイントとなります。

 

ここで重要なことは、靴と拘縮の予防と除去のための運動と、装具療法が必要となってくるということです。

 

【外反母趾の靴の選び方】

外反母趾を治療する靴って本当にあるのでしょうか?

 

外反母趾で親指のつけ根が靴に当たって痛むという理由から、ただ単に3Eとか4Eの幅広の靴を購入されるのは間違いだと思います。

 

外反母趾用の靴とか、足に優しい靴といって親指のつけ根が緩いほどの幅の靴や、伸縮性の素材で指のつけ根を覆う靴が売られています。

 

これらは一時的には痛みは減りますが、長期的に見ると変形を強くする危険性があり、痛まないと油断して足広がってしまい、外反母趾がひどくなることも少なくありません。

 

外反母趾を治療する靴は、どのようにしたら購入できるのでしょうか。

 

外反母趾の人は、痛くない靴を選ぶと必ず広すぎる靴になりますし、本来の足に合った靴を選ぶと親指のつけ根があたって痛みます。

 

そこで、本来の足に合った靴の、親指のつけ根にあたる部分の革を伸ばして膨らませる方法もあります。

 

靴の革を伸ばす方法としては、シュースプレッダーという器具で、親指のつけ根の部分を押し広げてもらうのですが、我々素人には手に入りにくい器具ですから靴屋さんにやってもらうしか方法はありません。

 

次に、シューストレッチャーという器具もあります。

 

これは、靴の中に木型を入れてバネやねじの力で靴の中から革を広げて、靴の型崩れを防ぐ器具なんです。

 

シュースプレッダーほど強い力ではありませんが、長時間かけて革を伸ばしますから、無理なく伸ばすことが可能になります。

 

革の軟化剤スプレーもあります。シュースプレッダーやシューストレッチャーで革を伸ばしても、指のつけ根の出っ張りとは微妙に違う場合がありますから、結局は自分の足に合わせるしかありません。

 

軟化剤スプレーは、靴を履いた上から指の出っ張りに当たる部分にスプレーすると、体温で暖められた革が足に合わせて伸びることによって、足に靴がぴったり合うようになります。

 

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